ポップミュージックの歴史の中でも大きな時流の一つとして今も語り継がれる、いわゆる80年代のムーブメント。その中でも未だ人々を魅了し続ける2つのグループのドキュメントがこの春に公開されます。
一つはノルウェー出身の三人組、耳に残るポップな曲調と斬新なMVがポップミュージックファンをアッと言わせた曲「Take on Me」で一躍シーンのトップに躍り出たa-ha。もう一つはどちらかというとマニアックではありますが、90年台のグランジ/オルタナティブ・ミュージックシーンに大きな影響を与えた、ダイナソーJr.。
全く性質の違う二つのグループではありますが、両グループともにのちのシーンに大きな影響を与え続けている意味では、どちらの作品も80年台の音楽を知る大きな手掛かりの一つにもなりえるでしょう。必見です!
『a-ha THE MOVIE』
ノルウェー出身のモートン・ハルケット、ポール・ワークター、マグネ・フルホルメンの3人により結成されたシンセポップバンド、a-ha。1985年に 革新的なMVが大きな話題を呼んだデビュー曲「Take on Me」が米ビルボード1位を獲得、ファーストアルバム「Hunting High and Low」が全世界で 1,100万枚以上のセールスを記録し、一気にスターダムを駆け上がった。その後もヒット曲が次々に生み出されるが、栄光の影で次第にメンバーの間に溝が生まれていく。彼らが抱いた夢、そして音楽が繋いだ強い絆とは――
このドキュメントは、3人の出会い、バンドの誕生、狂騒の80年代から90年代、解散、そして再結成を経て、いまだ進化を続ける彼らの軌跡を追う。
監督:トマス・ロブサーム、アスラーグ・ホルム
製作:イングヴィ・セーテル、トマス・ロブサーム
脚本:トマス・ロブサーム
撮影:アスラーグ・ホルム
編集:ヒルデ・ビョルンスタット
出演:モートン・ハルケット、ポール・ワークター、マグネ・フルホルメン
2021年|ノルウェー・ドイツ|112分|16:9|ノルウェー語・英語・ドイツ語|5.1ch
原題:A-HA: THE MOVIE|日本語字幕:大嶋えいじ|字幕監修:勝山かほる
レイティング:G|配給:クロックワークス
© MOTLYS, FENRIS FILM, KINESCOPE FILM, NEUE IMPULS FILM 2021
▼公式サイト
https://klockworx-v.com/a-ha/
@ahathemovie
2022年5月20日(金) 新宿武蔵野館ほか 全国ロードショー
『ダイナソーJr./フリークシーン』
バ ンド自身が製作に関わったバンド公式のドキュメンタリー映画『ダイナソーJr. /フリークシーン』。80年代 USハードコア/パンクの直撃を受けた面々によって1984年、マサチ ューセッツ州で結成された〈ダイナソーJr.〉。 アメリカのアンダーグラウンドか らメジャーシーンまで、80年代末から90年代のオルタナティブ・ロックの巨 大なうねりの中核として活動、しばしの活動休止を経て現在も新たな音楽を生 み出し続けている轟音バンドの歴史を、オリジナル・メ ンバーである J・マスキス(G./Vo.)、ルー・バーロウ(B.)、マーフ(D.)の 三人の関係性にフォーカスしながら貴重な過去のフッテージを交えて描く。
[2021年メルボルン国際映画祭] 正式出品
[2021年モントリオール・ニューシネマ国際映画祭] 正式出品
監督:フィリップ・ロッケンハイム
製作:ステファン・ホール、アントワネット・コスター、フィリップ・ロッケンハイム
共同製作:ダイナソーJr.、J・マスキス
出演:ダイナソーJr.(J・マスキス、ルー・バーロウ、マーフ)、キム・ゴードン(ソニック・ユース)、ヘンリー・ロ リンズ(ブラック・フラッグ)、ボブ・モールド(ハスカー・ドゥ)、サーストン・ムーア(ソニック・ユース)、フラ ンク・ブラック(ピクシーズ)、ケヴィン・シールズ(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)、ソニック・ブーム(スペ ースメン3)、 マット・ディロン
2020年|82分|ドイツ=アメリカ合作|
原題:FREAKSCENE the story of Dinosaur Jr.
© 2020 by Rapid Eye Movies/ Virus Films/ Dinosaur Jr. Inc.
キングレコード提供 ビーズインターナショナル配給
【公式サイト:dinosaurjrmovie.com】
【twitter:https://twitter.com/dinosaurJrmovie】
【facebook:https://www.facebook.com/dinosaurJrmovie/】
0コメント