映画愛は不滅だ! 映画『ゾッキ』ゾッキ裏ゾッキ同時上映登壇イベント Part14(最終回!!)

5月14日(金)に公開された映画『裏ゾッキ』では、5月27日まで連日の公開記念登壇イベントを実施しました。5月20日に惜しまれながら閉館となったアップリンク渋谷の最後の新作公開作である『裏ゾッキ』。先に公開されている『ゾッキ』との交互上映で映画の表と裏を存分に楽しめるというユニークな企画のもと、ゾッキチームが全ての映画ファンに向けて、トークを繰り広げました。「映画への愛は不滅です!!」。


■■ゾッキ/裏ゾッキ 登壇イベント 第14回 “秘密の集会 今こそ愛だ” 概要■■

■開催日:5月27日(木)

■時間:19:55~20:10(15分)

■登壇者:竹中直人、大橋裕之

■会場:アップリンク吉祥寺

■MC:なし


 【オフィシャルレポート】

5月14日から連夜行われてきた映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』の交互上映トークイベント「秘密の集会 今こそ愛だ」が5月27日、東京のミニシアター・アップリンク吉祥寺でついにファイナルを迎えた。トークイベント最後を飾るのは、『父』監督の竹中直人と原作者・大橋裕之!連日満席となったイベントの締めくくりに竹中監督は「いつか『続ゾッキ』をみんなで作ろうという話をしています。大橋さんの世界を再び映画にしたいと心から願っています」とプロジェクト再始動に意気込んでいた。

『ゾッキ』発起人として竹中監督は「大橋さん原作の映画化にみんなが乗ってくれた。今考えると凄い時間でした。みんなで映画に向かっていく勢いというか。すごく嬉しかった」と回想。監督デビュー作がつげ義春原作の『無能の人』(1991)だったことにも触れて「僕は漫画家の作品には縁があるのかも。石井隆さんも漫画家です。今では僕も石井隆監督作には欠かせない役者の一人になれた。僕にとって漫画家はいつまでも憧れの仕事です」と漫画への思い入れを明かした。

自転車一人旅に出ようとする男(松田龍平)を描いた山田孝之監督作『Winter Love』について大橋は「元ネタは僕の実体験。高校時代に蒲郡市から福島県に向かおうと思った。途中埼玉県で断念しましたが…。漁港で老人と会話をするシーンは実話なんです」と創作秘話紹介。竹中監督から「どんな学生だったの?」と聞かれると「集団の中では目立たない、自意識過剰な子供でした。保育園時代から女子とは喋れず、でも喋りたくって女子を意識するがあまり疲れてしまって。高校はあえて男子校を選びました」と複雑な思春期を振り返った。

大橋漫画の魅力について竹中監督は「発想が素敵です。切なくて、いじけていて、ロマンチックで狂っていて、そして暴力的。僕はあまりに惚れ込んでしまって大橋さん原作のアニメーション映画『音楽』にも声優として参加しています。あれも夢のような時間だったなあ」とゾッコン。大橋は自身原作の実写映画化に「いまだに『ゾッキ』実写化には驚いていますし、不思議な感じ。でも映画になったことで、地元であり撮影地でもある愛知県蒲郡市のことが好きになりました」と心境の変化を口にしていた。

アップリンク渋谷から続いてきたトークイベントもこれにて終了。竹中監督は客席に向かって「5月27日木曜日の夜という同じ時間をアップリンク吉祥寺で共有できて感動!」と感謝し、大橋も「上映はこれからも続きます。『裏ゾッキ』を観ると『ゾッキ』も観たくなるので、繰り返し観ていただければ幸いです」と息の長いヒットに期待を込めていた。


【今後のイベント情報】

■アップリンク吉祥寺、アップリンク京都 にて齊藤工監督による写真展「齊藤工 活動寫眞館」が開催されます。

会期:

2021年5月28日(金)より アップリンク吉祥寺 内 (終了未定) https://joji.uplink.co.jp

2021年5月29日(土)よりアップリンク京都 内 (終了未定) https://kyoto.uplink.co.jp/

料金:無料

時間:劇場営業時間 各劇場ホームページをご覧下さい

追加情報:『ゾッキ』公式instagramにて発表

https://www.instagram.com/zokki_movie/

作 品 情 報

『ゾッキ』今日も地球は<秘密と嘘>で回っている。

ある女は<秘密は大事に、なるべくたくさん持て>と助言する祖父が告白した、秘密の数に腰を抜かす。

ある男は、あてがないというアテを頼りに、ママチャリで‟南”を目指す旅に出る。

ある少年は、成り行きでついた<嘘>をきっかけに、やっとできた友達から‟いるはずのない自分の姉”に恋をしたと告げられ、頭を悩ませる。

ある青年は、今は消息不明の父と体験した幼い日の奇妙な出来事を思い出していた。

そして日々なんとくアルバイトに勤しむひとりの少年は、‟ある事件”が海の向こうの国で起きたことを知るー。

楽しくて、切なくて、優しくて、懐かしくて、不思議な、自分だけの特別な秘密。

ラストに待ち受けている、寄せ集められた小さな話たちの奇跡的な出会いとは―

吉岡里帆 鈴木福 満島真之介 柳ゆり菜 南沙良 安藤政信 ピエール瀧 森優作 九条ジョー(コウテイ) 木竜麻生 

倖田來未 竹原ピストル 潤浩 松井玲奈 渡辺佑太朗 / 石坂浩二(特別出演)/ 松田龍平 / 國村隼

監督:竹中直人 山田孝之 齊藤 工 

原作:大橋裕之「ゾッキA」「ゾッキB」(カンゼン刊) 脚本:倉持裕 音楽監督:Chara 主題歌:「私を離さないで」Chara feat. HIMI

宣伝:ガイエ 配給:イオンエンターテイメント ©️ 2020「ゾッキ」製作委員会  

公式サイト:zokki.jp 公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@zokki_movie

『ゾッキ』全国絶賛公開中


『裏ゾッキ』ばらばらの世界をつなぐのは、法螺(フィクション)だったーーー。

竹中直人・山田孝之・齊藤工の3人がメガホンを取り、漫画家・大橋裕之の短編集を実写化する異色の映画、「ゾッキ」。制作がはじまる2020年、ひときわ喜んだのは、ロケ地である愛知県・蒲郡市の人々だった。蒲郡では8年前から印刷屋さん、パン屋さん、居酒屋さんなど、町の有志が立ち上がり映画誘致の活動を続けていたが、今回念願かなって蒲郡市も巻き込み、映画「ゾッキ」を市民総出で全面バックアップすることになったのだ!

平穏だった蒲郡という場所で巻き起こる、数々のハプニング。豪華キャスト・スタッフによる一筋縄ではいかない映画制作。そして、素人集団がどうにか映画を盛り上げようと奮闘する姿。その模様を追った「裏ゾッキ」は、ひとつの映画に寄せ集まった人々の"裏側"を描く物語。・・・のはずだった。

ロケ終了後に世界中に襲いかかったコロナウイルスの猛威。4、5月には緊急事態宣言が発令した。映画館が2ヶ月の休館するのは戦後初めての事態だった。映画を生業にしていた監督陣の生活も一変した。例にもれず蒲郡の町も悲鳴をあげ、映画に心をくだいてきた人々は、それぞれの苦境に追い込まれる。さらに2021年3月の公開直前、コロナウイルス第二波が世界を襲う。目標にしてきた「作品を届けること」がおびやかされる今。ひとつの映画とともに重なり合った人々の現在進行形の記録。

撮影・編集・監督:篠原利恵 音楽:重盛康平 題字:大橋裕之

出演:蒲郡市の皆さん、竹中直人、山田孝之、齊藤工 ほか ナレーション:松井玲奈

主題歌:竹原ピストル「全て身に覚えのある痛みだろう?」(ビクターエンタテインメント)

製作:映画「裏ゾッキ」製作委員会 企画:伊藤主税、山田孝之 プロデューサー:牧有太 撮影:藤枝孝幸

制作:テレビマンユニオン 制作協力:and pictures

配給:イオンエンターテイメント 支援:映画「ゾッキ」製作委員会/映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会 後援:蒲郡市

©2020「裏ゾッキ」製作委員会 公式サイト:https://ura.zokki.jp 公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@urazokki  

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