映画愛は不滅だ! 映画『ゾッキ』ゾッキ裏ゾッキ同時上映登壇イベント Part13

5月14日(金)に公開された映画『裏ゾッキ』では、5月27日まで連日の公開記念登壇イベントを実施しております。5月20日に惜しまれながら閉館となったアップリンク渋谷の最後の新作公開作である『裏ゾッキ』。先に公開されている『ゾッキ』との交互上映で映画の表と裏を存分に楽しめるというユニークな企画のもと、ゾッキチームが全ての映画ファンに向けて、トークを繰り広げています。「映画への愛は不滅です!!」。


■■ゾッキ/裏ゾッキ 登壇イベント 第13回 “秘密の集会 今こそ愛だ” 概要■■

■開催日:5月26日(水)

■時間:19:55~20:10(15分)

■登壇者:竹中直人、鈴木福 、川上奈々美

■会場:アップリンク吉祥寺

■MC:なし


 【オフィシャルレポート】

映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』の交互上映トークイベント「秘密の集会 今こそ愛だ」が5月26日、東京のミニシアター・アップリンク吉祥寺で行われ、竹中直人監督、鈴木福、川上奈々美が登壇した。

竹中監督が演出した『アルバイト』で、レンタルビデオ店の孤独な店員を演じた鈴木。そしてビデオボーイズ女優を演じた川上。鈴木の起用について竹中監督は「福君との出会いは2019年の朗読劇『青空』。その当時から『ゾッキ』の準備はしていたので、朗読劇で共演した途端“福君しかいない!”と思った。それで熱いメッセージを贈りました」と回想。それに鈴木は「朗読劇の稽古中に『まだ先のことなんだけれど…』と直接オファーをいただいて。こんなにダイレクトなオファーってあるんだ!?と驚いた」と竹中監督直々のアタックにビックリしていた。

川上から「キャスティングはインスピレーションなんですか?」と聞かれた竹中監督は「僕はほとんどがそんな感じかな。『連弾』(2001)の時も誰に演じてもらおうかと考えていたときに、偶然にも天海祐希さんがドアを開けてやって来た。その瞬間に僕が『出ない!?』と言ったら、向こうも『出る!』と言ってくれて」と過去作での思い出を披露した。

川上の起用については、ミュージシャンの高木完から猛プッシュをされたそうで「奈々美ちゃんとは、劇中で使用するDVDのパッケージ写真やグラビアの撮影もしました。お尻を突き出してとか言っちゃって…」と竹中監督が照れると、川上は「恥じらいながらも竹中監督が色々なポーズを指示してくれたのが面白かった」と思い出し笑いだった。

ビデオレンタルショップの店員を演じるにあたり鈴木は「セリフもない中で、『ゾッキ』ならではの不思議な雰囲気を作るのが難しかった」とほぼ一人芝居だった撮影を振り返ると、竹中監督は「原作者・大橋裕之さんの世界にピッタリと合う最高の演技でした。友達からも『今まで見たことのない福くんだった』と言われます」と手応え。川上も「横目で私を見るところなど、セクシーな流し目というか、色気を感じた。いい意味で年齢不詳。新しい一面を垣間見た気がしてゾクっとしました」と鈴木の新境地開拓に太鼓判を押していた。

また、カメラに向かって笑みをこぼす川上のシーンに触れて竹中監督は「あの笑顔も何パターンも撮りました。あえて最高の笑顔は使わず、中途半端な笑顔を使いました。その方が『ゾッキ』の世界観に合う気がしたから」とこだわりを明かした。トークイベントの最後には、映画『明日に向って撃て!』(1969)の挿入歌「雨にぬれても」を竹中監督が口笛で披露。満席の観客は、竹中監督ならではの粋な締めの挨拶に拍手喝采だった。


作 品 情 報

『ゾッキ』今日も地球は<秘密と嘘>で回っている。

ある女は<秘密は大事に、なるべくたくさん持て>と助言する祖父が告白した、秘密の数に腰を抜かす。

ある男は、あてがないというアテを頼りに、ママチャリで‟南”を目指す旅に出る。

ある少年は、成り行きでついた<嘘>をきっかけに、やっとできた友達から‟いるはずのない自分の姉”に恋をしたと告げられ、頭を悩ませる。

ある青年は、今は消息不明の父と体験した幼い日の奇妙な出来事を思い出していた。

そして日々なんとくアルバイトに勤しむひとりの少年は、‟ある事件”が海の向こうの国で起きたことを知るー。

楽しくて、切なくて、優しくて、懐かしくて、不思議な、自分だけの特別な秘密。

ラストに待ち受けている、寄せ集められた小さな話たちの奇跡的な出会いとは―

吉岡里帆 鈴木福 満島真之介 柳ゆり菜 南沙良 安藤政信 ピエール瀧 森優作 九条ジョー(コウテイ) 木竜麻生 

倖田來未 竹原ピストル 潤浩 松井玲奈 渡辺佑太朗 / 石坂浩二(特別出演)/ 松田龍平 / 國村隼

監督:竹中直人 山田孝之 齊藤 工 

原作:大橋裕之「ゾッキA」「ゾッキB」(カンゼン刊) 脚本:倉持裕 音楽監督:Chara 主題歌:「私を離さないで」Chara feat. HIMI

宣伝:ガイエ 配給:イオンエンターテイメント ©️ 2020「ゾッキ」製作委員会  

公式サイト:zokki.jp 公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@zokki_movie

『ゾッキ』全国絶賛公開中


『裏ゾッキ』ばらばらの世界をつなぐのは、法螺(フィクション)だったーーー。

竹中直人・山田孝之・齊藤工の3人がメガホンを取り、漫画家・大橋裕之の短編集を実写化する異色の映画、「ゾッキ」。制作がはじまる2020年、ひときわ喜んだのは、ロケ地である愛知県・蒲郡市の人々だった。蒲郡では8年前から印刷屋さん、パン屋さん、居酒屋さんなど、町の有志が立ち上がり映画誘致の活動を続けていたが、今回念願かなって蒲郡市も巻き込み、映画「ゾッキ」を市民総出で全面バックアップすることになったのだ!

平穏だった蒲郡という場所で巻き起こる、数々のハプニング。豪華キャスト・スタッフによる一筋縄ではいかない映画制作。そして、素人集団がどうにか映画を盛り上げようと奮闘する姿。その模様を追った「裏ゾッキ」は、ひとつの映画に寄せ集まった人々の"裏側"を描く物語。・・・のはずだった。

ロケ終了後に世界中に襲いかかったコロナウイルスの猛威。4、5月には緊急事態宣言が発令した。映画館が2ヶ月の休館するのは戦後初めての事態だった。映画を生業にしていた監督陣の生活も一変した。例にもれず蒲郡の町も悲鳴をあげ、映画に心をくだいてきた人々は、それぞれの苦境に追い込まれる。さらに2021年3月の公開直前、コロナウイルス第二波が世界を襲う。目標にしてきた「作品を届けること」がおびやかされる今。ひとつの映画とともに重なり合った人々の現在進行形の記録。

撮影・編集・監督:篠原利恵 音楽:重盛康平 題字:大橋裕之

出演:蒲郡市の皆さん、竹中直人、山田孝之、齊藤工 ほか ナレーション:松井玲奈

主題歌:竹原ピストル「全て身に覚えのある痛みだろう?」(ビクターエンタテインメント)

製作:映画「裏ゾッキ」製作委員会 企画:伊藤主税、山田孝之 プロデューサー:牧有太 撮影:藤枝孝幸

制作:テレビマンユニオン 制作協力:and pictures

配給:イオンエンターテイメント 支援:映画「ゾッキ」製作委員会/映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会 後援:蒲郡市

©2020「裏ゾッキ」製作委員会 公式サイト:https://ura.zokki.jp 公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@urazokki  

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