5月14日(金)に公開された映画『裏ゾッキ』では、5月27日まで連日の公開記念登壇イベントを実施しております。5月20日に惜しまれながら閉館となったアップリンク渋谷の最後の新作公開作である『裏ゾッキ』。先に公開されている『ゾッキ』との交互上映で映画の表と裏を存分に楽しめるというユニークな企画のもと、ゾッキチームが全ての映画ファンに向けて、トークを繰り広げています。「映画への愛は不滅です!!」。
■■ゾッキ/裏ゾッキ 登壇イベント 第9回 “秘密の集会 今こそ愛だ” 概要■■
■開催日:5月22日(土)
■時間:19:55~20:10(15分)
■登壇者:篠原利恵、川上奈々美
■会場:アップリンク渋谷
■MC:なし
【オフィシャルレポート】
映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』の交互上映トークイベント「秘密の集会 今こそ愛だ」が5月22日、東京のミニシアター・アップリンク吉祥寺で行われ、『裏ゾッキ』監督の篠原利恵、女優の川上奈々美が参加した。
竹中直人監督が演出した『アルバイト』でビデオボーイズ女優役を演じた川上は「10年くらいAV女優をやってきましたが、セックスシンボルとしてこんなに面白い取り上げられ方をするとは。女優冥利に尽きます!」と抜擢に喜色満面。
BLANKEY JET CITYの元ドラマー・中村達也と共演したが「怖いイメージを勝手に持っていたけれど、腰が低くて優しい方。ずっとニコニコされていて、なんてほっこりした方なんだろうと驚きました」と人柄に感謝。中村の出演経緯について篠原監督は「中村さんはロケ地の蒲郡に車でふらっと現れて。中村さんの役は急遽竹中監督が作ったんです」と驚きの友情出演を明かした。
川上は先月、2022年初頭にアダルト業界を引退すると発表したばかり。その決断には『ゾッキ』の撮影経験が深く関わっているようだ。一般映画にも女優として出演経験のある川上だが「映画の現場を経験する中で大変な世界だと思ったし、ギャラの面などでもやって行けるのか?という不安もあって、なかなか辞めることができなかった」と環境や待遇に対して不安があったという。
しかし『ゾッキ』の現場は、監督・プロデューサーの山田孝之によって撮影環境の整備や改善が施されていたという。川上は「現場の雰囲気がこれまでにないくらい和やかで、山田さんたちがやろうとしていることに対して、明るい未来を感じました。そんな経緯もあって、自分もこの世界に飛び込んでやってみようと思うことができた」と打ち明けた。
山田にも女優業挑戦について相談したそうで「私が悩みを話すと、山田さんは120%で答えてくれる。的確なアドバイスもいただきました。引退を決断したのは昨年末。『ゾッキ』での経験があったからこそ」と心境告白。篠原監督は川上の顔つきに「当時と今では目つきが全然違う!」と変化を見つけていた。
引退をあえて事前に発表した理由については「AV女優の第二の人生は肩身が狭くなることが多いので、ならばあえて大々的に言ってしまおうと思った」と説明し「いざ引退を発表してみたら賛同してくれる方々も多くて。引退を発表したことで、私の覚悟が見えたとも言われました」と独立への応援の声に感謝していた。
さらに川上は『ゾッキ』の舞台裏に迫るドキュメンタリー『裏ゾッキ』にも触発されたようで「今はセルフドキュメンタリーを自分で撮っていて、ストリップ引退ツアーの裏側なども撮影しています。なので『裏ゾッキ』はとても勉強になります」と教科書に。篠原監督は「見せてください!」と川上の作品に興味津々で、川上も「いつか作品として形にできたら」と力を込めていた。
【今後のイベント情報】
■期間:5月14日(金)〜27日(木) ⠀
■時間:「ゾッキ」または「裏ゾッキ」最終回上映後⠀
■会場: 21日(金)~アップリンク吉祥寺⠀
⠀
■チケット販売:⠀
・オンライン予約(アップリンク会員・一般):上映前日の20:00より販売⠀
・劇場窓口:上映当日の9:30より販売⠀
・詳細は劇場HPをご覧ください。 ⠀
https://joji.uplink.co.jp/
⠀
■登壇者(予定)⠀
5/23(日) 大橋裕之、九龍ジョー
5/24(月) 勝矢、笠原秀幸
5/25(火)以降は順次発表⠀
作 品 情 報
『ゾッキ』今日も地球は<秘密と嘘>で回っている。
ある女は<秘密は大事に、なるべくたくさん持て>と助言する祖父が告白した、秘密の数に腰を抜かす。
ある男は、あてがないというアテを頼りに、ママチャリで‟南”を目指す旅に出る。
ある少年は、成り行きでついた<嘘>をきっかけに、やっとできた友達から‟いるはずのない自分の姉”に恋をしたと告げられ、頭を悩ませる。
ある青年は、今は消息不明の父と体験した幼い日の奇妙な出来事を思い出していた。
そして日々なんとくアルバイトに勤しむひとりの少年は、‟ある事件”が海の向こうの国で起きたことを知るー。
楽しくて、切なくて、優しくて、懐かしくて、不思議な、自分だけの特別な秘密。
ラストに待ち受けている、寄せ集められた小さな話たちの奇跡的な出会いとは―
吉岡里帆 鈴木福 満島真之介 柳ゆり菜 南沙良 安藤政信 ピエール瀧 森優作 九条ジョー(コウテイ) 木竜麻生
倖田來未 竹原ピストル 潤浩 松井玲奈 渡辺佑太朗 / 石坂浩二(特別出演)/ 松田龍平 / 國村隼
監督:竹中直人 山田孝之 齊藤 工
原作:大橋裕之「ゾッキA」「ゾッキB」(カンゼン刊) 脚本:倉持裕 音楽監督:Chara 主題歌:「私を離さないで」Chara feat. HIMI
宣伝:ガイエ 配給:イオンエンターテイメント ©️ 2020「ゾッキ」製作委員会
公式サイト:zokki.jp 公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@zokki_movie
『ゾッキ』全国絶賛公開中
『裏ゾッキ』ばらばらの世界をつなぐのは、法螺(フィクション)だったーーー。
竹中直人・山田孝之・齊藤工の3人がメガホンを取り、漫画家・大橋裕之の短編集を実写化する異色の映画、「ゾッキ」。制作がはじまる2020年、ひときわ喜んだのは、ロケ地である愛知県・蒲郡市の人々だった。蒲郡では8年前から印刷屋さん、パン屋さん、居酒屋さんなど、町の有志が立ち上がり映画誘致の活動を続けていたが、今回念願かなって蒲郡市も巻き込み、映画「ゾッキ」を市民総出で全面バックアップすることになったのだ!
平穏だった蒲郡という場所で巻き起こる、数々のハプニング。豪華キャスト・スタッフによる一筋縄ではいかない映画制作。そして、素人集団がどうにか映画を盛り上げようと奮闘する姿。その模様を追った「裏ゾッキ」は、ひとつの映画に寄せ集まった人々の"裏側"を描く物語。・・・のはずだった。
ロケ終了後に世界中に襲いかかったコロナウイルスの猛威。4、5月には緊急事態宣言が発令した。映画館が2ヶ月の休館するのは戦後初めての事態だった。映画を生業にしていた監督陣の生活も一変した。例にもれず蒲郡の町も悲鳴をあげ、映画に心をくだいてきた人々は、それぞれの苦境に追い込まれる。さらに2021年3月の公開直前、コロナウイルス第二波が世界を襲う。目標にしてきた「作品を届けること」がおびやかされる今。ひとつの映画とともに重なり合った人々の現在進行形の記録。
撮影・編集・監督:篠原利恵 音楽:重盛康平 題字:大橋裕之
出演:蒲郡市の皆さん、竹中直人、山田孝之、齊藤工 ほか ナレーション:松井玲奈
主題歌:竹原ピストル「全て身に覚えのある痛みだろう?」(ビクターエンタテインメント)
製作:映画「裏ゾッキ」製作委員会 企画:伊藤主税、山田孝之 プロデューサー:牧有太 撮影:藤枝孝幸
制作:テレビマンユニオン 制作協力:and pictures
配給:イオンエンターテイメント 支援:映画「ゾッキ」製作委員会/映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会 後援:蒲郡市
©2020「裏ゾッキ」製作委員会 公式サイト:https://ura.zokki.jp 公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@urazokki
0コメント