5月14日(金)に公開された映画『裏ゾッキ』では、5月27日まで連日の公開記念登壇イベントを実施しております。5月20日に惜しまれながら閉館となったアップリンク渋谷の最後の新作公開作である『裏ゾッキ』。先に公開されている『ゾッキ』との交互上映で映画の表と裏を存分に楽しめるというユニークな企画のもと、ゾッキチームが全ての映画ファンに向けて、トークを繰り広げています。「映画への愛は不滅です!!」。
■■ゾッキ/裏ゾッキ 登壇イベント 第11回 “秘密の集会 今こそ愛だ” 概要■■
■開催日:5月24日(月)
■時間:19:55~20:10(15分)
■登壇者:勝矢、笠原秀幸
■会場:アップリンク吉祥寺
■MC:なし
【オフィシャルレポート】
映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』の交互上映トークイベント「秘密の集会 今こそ愛だ」が5月24日、東京のミニシアター・アップリンク吉祥寺で行われ、山田孝之監督演出の『Winter Love』で漁師を演じた勝矢と笠原秀幸が登壇した。
『ゾッキ』について勝矢は「いい意味で緩い映画。一生懸命に観なくていいような瞬間もありながらも、でも気づいたら一生懸命に観ているような感覚。孝之も『大ヒットではなく中ヒットを目指す!』と言っていて驚いた」と不思議な世界観を評価。笠原も「監督が3人もいる映画なんて初めて。ロケ地・愛知県蒲郡市も素敵な場所で、その景色も含めてなんだか楽しくなるような映画です」とアピール。蒲郡市に対して笠原は「ミカンもうどんも美味しい。海風も気持ちが良くて、住民の方々も温かい」と魅力を語っていた。
山田監督と勝矢は、ミュージカル舞台『フル・モンティ』(2013)での共演をきっかけに意気投合したという。「舞台終わりの打ち上げの後にムロツヨシの家に行って、その後公園でリンゴを食べて銭湯に行って…と二日半くらい一緒にいたことがある。それ以降良くしてもらっている」とすっかり仲良し。山田監督とは10代の頃からの知り合いという笠原も「この映画の出演オファーも山田監督から直接僕の携帯電話にかかってきた」と親しい間柄だ。
山田にとって『ゾッキ』は映画初監督作。勝矢は「現場での孝之の監督ぶりは皆さんご存知『全裸監督』の監督が洋服を着たような感じ」と山田が村西とおる監督を演じたヒットドラマにかけて笑わせつつ「監督といっても、いつものクレバーな孝之でしたね」と山田監督の立ち振る舞いを回想。笠原は「違和感なく監督をやられていた」と褒めつつも「身振り手振りでの演技指導はやめてほしかった。だって明らかに僕よりも面白くなるから。その部分だけは困った」と俳優監督あるあるに苦笑いだった。
それでも二人に共通する山田監督の印象は「監督をやっている時の孝之は子供のようによく笑う」(勝矢)、「僕らの演技を凄く楽しそうに見ていました」(笠原)と好印象。監督としての山田の姿は『裏ゾッキ』にもしっかりと捉えられている。
最後に笠原は「コロナ禍で閉館している映画館も多いけれど、僕は暗闇の中で映画を観るのが大好き。『ゾッキ』『裏ゾッキ』も含めて、観客の皆さんの力で映画を盛り上げてほしい」と期待。勝矢も「今はエンターテインメントが必要な時代。映画館に足を運んでくれる皆さんがいるからこそ、僕らは生きることができている。気軽に映画を観て、みんなで自由にセッションできる時代は必ず訪れます。その日が来るまで頑張りましょう!」とエールを送っていた。
作 品 情 報
『ゾッキ』今日も地球は<秘密と嘘>で回っている。
ある女は<秘密は大事に、なるべくたくさん持て>と助言する祖父が告白した、秘密の数に腰を抜かす。
ある男は、あてがないというアテを頼りに、ママチャリで‟南”を目指す旅に出る。
ある少年は、成り行きでついた<嘘>をきっかけに、やっとできた友達から‟いるはずのない自分の姉”に恋をしたと告げられ、頭を悩ませる。
ある青年は、今は消息不明の父と体験した幼い日の奇妙な出来事を思い出していた。
そして日々なんとくアルバイトに勤しむひとりの少年は、‟ある事件”が海の向こうの国で起きたことを知るー。
楽しくて、切なくて、優しくて、懐かしくて、不思議な、自分だけの特別な秘密。
ラストに待ち受けている、寄せ集められた小さな話たちの奇跡的な出会いとは―
吉岡里帆 鈴木福 満島真之介 柳ゆり菜 南沙良 安藤政信 ピエール瀧 森優作 九条ジョー(コウテイ) 木竜麻生
倖田來未 竹原ピストル 潤浩 松井玲奈 渡辺佑太朗 / 石坂浩二(特別出演)/ 松田龍平 / 國村隼
監督:竹中直人 山田孝之 齊藤 工
原作:大橋裕之「ゾッキA」「ゾッキB」(カンゼン刊) 脚本:倉持裕 音楽監督:Chara 主題歌:「私を離さないで」Chara feat. HIMI
宣伝:ガイエ 配給:イオンエンターテイメント ©️ 2020「ゾッキ」製作委員会
公式サイト:zokki.jp 公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@zokki_movie
『ゾッキ』全国絶賛公開中
『裏ゾッキ』ばらばらの世界をつなぐのは、法螺(フィクション)だったーーー。
竹中直人・山田孝之・齊藤工の3人がメガホンを取り、漫画家・大橋裕之の短編集を実写化する異色の映画、「ゾッキ」。制作がはじまる2020年、ひときわ喜んだのは、ロケ地である愛知県・蒲郡市の人々だった。蒲郡では8年前から印刷屋さん、パン屋さん、居酒屋さんなど、町の有志が立ち上がり映画誘致の活動を続けていたが、今回念願かなって蒲郡市も巻き込み、映画「ゾッキ」を市民総出で全面バックアップすることになったのだ!
平穏だった蒲郡という場所で巻き起こる、数々のハプニング。豪華キャスト・スタッフによる一筋縄ではいかない映画制作。そして、素人集団がどうにか映画を盛り上げようと奮闘する姿。その模様を追った「裏ゾッキ」は、ひとつの映画に寄せ集まった人々の"裏側"を描く物語。・・・のはずだった。
ロケ終了後に世界中に襲いかかったコロナウイルスの猛威。4、5月には緊急事態宣言が発令した。映画館が2ヶ月の休館するのは戦後初めての事態だった。映画を生業にしていた監督陣の生活も一変した。例にもれず蒲郡の町も悲鳴をあげ、映画に心をくだいてきた人々は、それぞれの苦境に追い込まれる。さらに2021年3月の公開直前、コロナウイルス第二波が世界を襲う。目標にしてきた「作品を届けること」がおびやかされる今。ひとつの映画とともに重なり合った人々の現在進行形の記録。
撮影・編集・監督:篠原利恵 音楽:重盛康平 題字:大橋裕之
出演:蒲郡市の皆さん、竹中直人、山田孝之、齊藤工 ほか ナレーション:松井玲奈
主題歌:竹原ピストル「全て身に覚えのある痛みだろう?」(ビクターエンタテインメント)
製作:映画「裏ゾッキ」製作委員会 企画:伊藤主税、山田孝之 プロデューサー:牧有太 撮影:藤枝孝幸
制作:テレビマンユニオン 制作協力:and pictures
配給:イオンエンターテイメント 支援:映画「ゾッキ」製作委員会/映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会 後援:蒲郡市
©2020「裏ゾッキ」製作委員会 公式サイト:https://ura.zokki.jp 公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@urazokki
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