映画愛は不滅だ! 映画『ゾッキ』ゾッキ裏ゾッキ同時上映登壇イベント Part3

5月14日(金)に公開された映画『裏ゾッキ』では、5月27日まで連日の公開記念登壇イベントを実施しております。5月20日に閉館となってしまうアップリンク渋谷の最後の新作公開作となってしまった『裏ゾッキ』。先に公開されている『ゾッキ』との交互上映で映画の表と裏を存分に楽しめるというユニークな企画のもと、ゾッキチームが全ての映画ファンに向けて、トークを繰り広げています。「映画への愛は不滅です!!」


■■ゾッキ/裏ゾッキ 登壇イベント 第3回 “秘密の集会 今こそ愛だ” 概要■■

■開催日:5月16日(日)

■時間:20:30~20:55(25分)

■登壇者:山田孝之、伊藤主税、牧有太

■会場:アップリンク渋谷

■MC:なし


↓↓↓ 【オフィシャルレポート】 ↓↓↓

映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』の交互上映トークイベント「秘密の集会 今こそ愛だ」が5月16日、東京・渋谷にあるミニシアター・アップリンク渋谷で行われ、『ゾッキ』監督&プロデューサーの山田孝之、同じくプロデューサーの牧有太と伊藤主税が参加した。

山田監督の『ゾッキ』演出パート『Winter Love』には、これが俳優復帰作となったピエール瀧が出演。しかし撮影前にその情報が漏れたことから、ピエール瀧の出演シーンのロケ地となった愛知県蒲郡市にある漁港では、厳戒態勢での撮影が敢行された。その様子は『裏ゾッキ』の中でも克明に記録されている。

当時の状況を振り返り、警備員を雇ったり、軍用ライトも買ったという山田監督は「ピエール瀧さんにとっては久々のお芝居の場ですから、邪魔されたくなかった。結果的に安心して芝居ができてよかった。大勢の蒲郡の皆さんの協力のお陰で、集中できる環境を作れた」と撮影をサポートしてくれた地元スタッフの連携に感謝。

その姿勢に牧プロデューサーは「そういった環境を作るのも、ある種の監督としての演出」と唸り、伊藤プロデューサーも「あのときの山田さんの気持ちと気合にはすごいものがあった。みんなが山田さんの気持ちに共鳴して、みんなでいい現場を作るんだという結束が生れた」と現場の士気を高める山田流演出術に感動していた。

また山田監督は、シュールな画風の原作を映画化するにあたり「背景などを飾ったりしないのを意識。原作者の大橋裕之さんが蒲郡で生まれ育ってそこで描いたものなので、蒲郡の景色をそのまま切り取れば『ゾッキ』の世界になると思った。余計なことはせず手も加えず」と映像化するに当たってのこだわりを解説した。

現在全国で『ゾッキ』および『裏ゾッキ』は絶賛公開中だが、『裏ゾッキ』公開初日の5月14日に伊藤プロデューサーの身に予想外のハプニングが襲い掛かったという。首にコルセットを装着しての登壇となった伊藤プロデューサーは「公開初日の昼に道を歩いていたら、後ろからおばあちゃんが運転する自転車に激突されました」と状況を説明。

山田監督から「聞くところによると事故というか、故意に轢かれたような感じなのでもはや事件?」と心配されるも、伊藤プロデューサーは「緊急事態宣言で映画館が開くのか開かないのかという状況だったので、天から『お前はこんなに痛くても映画を届けたいのか!?』と問われた気がした。なのでこの怪我は試練と受け止め、一人で首を痛めながら『上映したい!』と天に念じました。そうまでしても『ゾッキ』『裏ゾッキ』を全国に伝えたかった」と満身創痍の熱弁。山田監督からは「…この人は天才なんです」とややイジられるも、会場からは大きな拍手が沸き起こった。ちなみに激突したおばあさんは「邪魔よ!」などと言ってどこかに立ち去ってしまったという。

最後に山田監督は『裏ゾッキ』について「松井玲奈さんがナレーションをやり、竹原ピストルさんが曲を付けてくれるなど、豪華になって良かった」と完成に嬉しそう。伊藤プロデューサーは「コロナ禍によって、作戦を組み立てては崩されての繰り返しでしたが、大勢の仲間がいたから踏ん張ってここまで来られた」と映画に関わる全員に感謝。牧プロデューサーは「アップリンク渋谷最後の新作として交互上映が行われることに意味がある。閉館まで色々な形で応援してほしい」と期待を込めていた。


【今後のイベント情報】

■期間:5月14日(金)〜27日(木) ⠀

■時間:「ゾッキ」または「裏ゾッキ」最終回上映後⠀

■会場:〜20日(木) アップリンク渋谷(20日閉館)/21日~都内劇場実施予定⠀

■チケット販売:⠀

・オンライン予約(アップリンク会員・一般):上映前日の20:00より販売⠀

・劇場窓口:上映当日の9:30より販売⠀

・詳細は劇場HPをご覧ください。 ⠀

https://shibuya.uplink.co.jp/⠀

■登壇者(予定)⠀

5/17(月)  竹中直人、渡辺佑太朗、輝有子

5/18(火) 九条ジョー、森優作、木竜麻生

5/19(水)以降は順次発表⠀


作 品 情 報

『ゾッキ』今日も地球は<秘密と嘘>で回っている。

ある女は<秘密は大事に、なるべくたくさん持て>と助言する祖父が告白した、秘密の数に腰を抜かす。

ある男は、あてがないというアテを頼りに、ママチャリで‟南”を目指す旅に出る。

ある少年は、成り行きでついた<嘘>をきっかけに、やっとできた友達から‟いるはずのない自分の姉”に恋をしたと告げられ、頭を悩ませる。

ある青年は、今は消息不明の父と体験した幼い日の奇妙な出来事を思い出していた。

そして日々なんとくアルバイトに勤しむひとりの少年は、‟ある事件”が海の向こうの国で起きたことを知るー。

楽しくて、切なくて、優しくて、懐かしくて、不思議な、自分だけの特別な秘密。

ラストに待ち受けている、寄せ集められた小さな話たちの奇跡的な出会いとは―

吉岡里帆 鈴木福 満島真之介 柳ゆり菜 南沙良 安藤政信 ピエール瀧 森優作 九条ジョー(コウテイ) 木竜麻生 

倖田來未 竹原ピストル 潤浩 松井玲奈 渡辺佑太朗 / 石坂浩二(特別出演)/ 松田龍平 / 國村隼

監督:竹中直人 山田孝之 齊藤 工 

原作:大橋裕之「ゾッキA」「ゾッキB」(カンゼン刊) 脚本:倉持裕 音楽監督:Chara 主題歌:「私を離さないで」Chara feat. HIMI

宣伝:ガイエ 配給:イオンエンターテイメント ©️ 2020「ゾッキ」製作委員会  

公式サイト:zokki.jp 公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@zokki_movie

『ゾッキ』全国絶賛公開中


『裏ゾッキ』ばらばらの世界をつなぐのは、法螺(フィクション)だったーーー。

竹中直人・山田孝之・齊藤工の3人がメガホンを取り、漫画家・大橋裕之の短編集を実写化する異色の映画、「ゾッキ」。制作がはじまる2020年、ひときわ喜んだのは、ロケ地である愛知県・蒲郡市の人々だった。蒲郡では8年前から印刷屋さん、パン屋さん、居酒屋さんなど、町の有志が立ち上がり映画誘致の活動を続けていたが、今回念願かなって蒲郡市も巻き込み、映画「ゾッキ」を市民総出で全面バックアップすることになったのだ!

平穏だった蒲郡という場所で巻き起こる、数々のハプニング。豪華キャスト・スタッフによる一筋縄ではいかない映画制作。そして、素人集団がどうにか映画を盛り上げようと奮闘する姿。その模様を追った「裏ゾッキ」は、ひとつの映画に寄せ集まった人々の"裏側"を描く物語。・・・のはずだった。

ロケ終了後に世界中に襲いかかったコロナウイルスの猛威。4、5月には緊急事態宣言が発令した。映画館が2ヶ月の休館するのは戦後初めての事態だった。映画を生業にしていた監督陣の生活も一変した。例にもれず蒲郡の町も悲鳴をあげ、映画に心をくだいてきた人々は、それぞれの苦境に追い込まれる。さらに2021年3月の公開直前、コロナウイルス第二波が世界を襲う。目標にしてきた「作品を届けること」がおびやかされる今。ひとつの映画とともに重なり合った人々の現在進行形の記録。

撮影・編集・監督:篠原利恵 音楽:重盛康平 題字:大橋裕之

出演:蒲郡市の皆さん、竹中直人、山田孝之、齊藤工 ほか ナレーション:松井玲奈

主題歌:竹原ピストル「全て身に覚えのある痛みだろう?」(ビクターエンタテインメント)

製作:映画「裏ゾッキ」製作委員会 企画:伊藤主税、山田孝之 プロデューサー:牧有太 撮影:藤枝孝幸

制作:テレビマンユニオン 制作協力:and pictures

配給:イオンエンターテイメント 支援:映画「ゾッキ」製作委員会/映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会 後援:蒲郡市

©2020「裏ゾッキ」製作委員会 公式サイト:https://ura.zokki.jp 公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@urazokki  


『裏ゾッキ』5月14日(金)より

アップリンク渋谷・伏見ミリオン座・刈谷日劇ほか 全国順次公開

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