サンディエゴのインディ・ロック/ポップ・パンク・バンド、ウェーヴスが、ファット・ポッサムより7枚目のアルバム『ハイドアウェイ』をリリース。

10年前、ネイサン・ウィリアムスは、インディーレーベル、Fat Possumから『King of the Beach』をリリースした。アルバムは素晴らしいポップ・パンク作品であり、大きく注目を集めた。

そして、最終的にFat Possumからメジャー・レーベルへのジャンプ・アップし、そこで彼は2枚のアルバムをリリース。だが、彼はそこで、創造性の力の欠如に幻滅を感じた。そして、2017年、ウィリアムスは自身のレーベル、Ghost Rampで『You’re Welcome』をセルフリリース。

そして、今、ウィリアムスは、ますます混沌とした世界で、年をとるとともに、迫り来る運命と絶望の感覚とに、対峙するアルバム『ハイドアウェイ』を引っ提げて、Fat Possumに帰還。そのアルバムは、不安かつアンセミックな曲の、刺激的なコレクションだ。

今作は、地元のサンディエゴに戻り、制作された。それは、創造性を飛躍的に高めるための象徴的な試みとういだけでなく、それは一連の大きな人生の変化の結果でもあった。短いが、インパクトのある9つのトラックからなる『ハイドアウェイ』は、あなたが自分の周りの世界を把握するのに十分な年齢になり、自分以外の誰もあなたを救うつもりはないことに気付いたときに何が起こるかについての作品で、ウィリアムスのこれまでで最も普遍的で、切迫した曲「Honeycomb」を収録。

彼の直接性は衝撃的であり、ウィリアムスが共鳴するような冷酷な力で、痛みと不確実性を捉えることができるソングライターであることの証拠だ。「本当の絶頂と谷のようだ」とウィリアムスは言う。

「スーパー・オプティスミティックになれるし、すごく気分もいい。そして、そこから急速に衰えることもできる。俺の人生を大地震が襲ったように、すべては崩壊する。もちろん、その一部は自分自身がやっていることなんだ」。

『ハイドアウェイ』の各曲に流れているのは、この自己認識であり、自分がなんであるかを清算しているかのように刻印されている。『ハイドアウェイ』制作中、素材が形になり始め、ウィリアムスはバンドメイトのスティーブン・ポープとアレックス・ゲイツとともに、曲を作り上げていった。

そして、ミュージシャン兼プロデューサーのDave Sitek(TV on the Radio)とアルバムを完成させた。ウィリアムスと、Sitekは、毎日何時間も音楽を聴きながら絆を深めた。Sitekとは、ジョニー・キャッシュから、ディープ・カッツ、ホンキートンクを考えなおした。ウィリアムスが作る音楽と、それは、あまり共通点はないが、同じ感情が流れていた。自分が取り組んでいる曲をどの方向に進めたいのかよくわからなかったウィリアムスにとって、それは明確な瞬間になった。

「いままでは、古い音楽を聴いて、何かを得ることはなかったんだけど、本当に重要だった」と、彼は言う。Replacementsの最高の瞬間からヒントを得た「The Blame」でも、Wavvesにとっても最高のセッションの結果を聴くことができ、それは、ある種の憧れの悲しみから、倍増した。それは、苦労して得た知恵と憂鬱に満ちていて、ウィリアムスがこれまでにしたことのないようなサウンドになっている。


先行シングル、「シンキング・フィーリング」収録。

●プロデュース:デイヴ・シーテック(TVオン・ザ・レディオ)


Wavves - Sinking Feeling (Official Video)


Wavves - Help is on the Way (Official Audio)


WAVVES『HIDEAWAY』(ハイドアウェイ)

2021.7.21 ON SALE

■品番:FP1762-2CDJ[CD/国内流通仕様]

■定価:¥2,300+税

■発売元:ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ

■収録曲目:

1. Thru Hell

2. Hideaway

3. Help Is On The Way

4. Sinking Feeling

5. Honeycomb

6. The Blame

7. Marine Life

8. Planting A Garden

9. Caviar


■More info: http://bignothing.net/fatpossum.html

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