今回、「映画・映画館を通じた街の交流を町の魅力発信」を目的とした、映画館においてのイベントが開催されます。
これは横浜と別の地方の映画館との交流上映会を行うというもので、お互いの地域の風景を持つ映画を交換上映しながら、ゲストなどを招き映画や地域の特色などをオンラインによるイベントでトークを披露、街の魅力発信に向き合っていくというものです。
第一回となる今回は横浜と広島がターゲットとなります。広島の作品については、昨年逝去された尾道出身の大林宣彦監督による遺作『海辺の映画館 キネマの玉手箱』が、横浜で1月にすでに上映されました。そして今回、横浜を舞台に撮影された映画 濱マイクシリーズ第1弾『我が人生最悪の時』が広島で上映され、さらに横浜と広島をオンラインで結んだトークショーが実施されます。
コロナ禍は映画界にも多大な影響を及ぼし、映像はオンライン化が促進されるなど、各地の映画館は苦境に立たされていますが、この企画は映画という芸術の魅力再発見とともに映画館という存在の新たな可能性、価値を見出すヒントになりえるものといえるでしょう。
非常に興味深いこのイベント、お近くにお住まいの方は、是非映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか?
実施概要
全国にある、特色豊かな街の映画館はそれぞれの地方の特色を活かしながら、また地域に根差した運営をされています。そんな中映画・映画館を通じた街の交流を町の魅力発信を考え、横浜と別の地方の映画館との交流上映会が企画されました。初回は広島・尾道にあるシネマ尾道との共同企画が行われます。
横浜の映画館では、尾道が舞台となった映画の上映やその映画に関わるゲストのトークショー、またシネマ尾道の支配人・河本清順をむかえたトークショーが行われます。シネマ尾道では、横浜が舞台となった映画の上映と横浜の映画館の支配人や映画関係者による「横浜と映画」について、ミニシアターへの思いを語るトークショーとなります。
相互の映画上映やトークショーなどにより、街と映画の交流が生まれるとともに、全国の映画ファンを増やし、今後の相互の映画館と街の発展につながることが期待されます。
☆ 企画詳細
・タイトル 「全国ミニシアター地域交流上映会 尾道×横浜」
・日程 横浜開催分 2021年1月23日(土) 開催(開催済)
尾道開催分 2021年3月21日(日)14;10~上映後、リモートトーク (14:00開場)
・会場 横浜シネマ・ジャック&ベティ、シネマ尾道
・上映作品 横浜では、尾道が舞台となった『海辺の映画館 キネマの玉手箱』を上映、尾道では、横浜が舞台となった濱マイクシリーズ第1弾『我が人生最悪の時』を上映します
●尾道開催概要
上映作品 横浜が舞台となった濱マイクシリーズ第1弾『我が人生最悪の時』
『我が人生最悪の時』 1994年/日本/94分
監督 林海象 出演 永瀬正敏、南原清隆、佐野史郎、塚本晋也
横浜・黄金町。映画館の2階に事務所を構える探偵・濱マイクが事件に巻き込まれる様を描くアクション映画。
・リモートトークショーゲスト
1月23日 横浜会場 河本清順(シネマ尾道支配人)、大林宣彦監督に詳しいゲストなど(実施済み)
3月21日 尾道会場 井浦新、佐野史郎、大西信満、梶原俊幸(シネマ・ジャック&ベティ支配人)
八幡温子(横浜シネマリン支配人)
福島成人(ヨコハマ・フットボール映画祭実行委員長)
・料金 一般1,800円、大学生以下1,000円、シニア(60歳以上)1,200円、
シネマ尾道友の会会員1,400円、シニア会員1,100円
主催:横浜シネマネットワーク実行委員会
共催:文化庁次代の文化を創造する新進芸術家育成事業、一般社団法人コミュニティシネマセンター
協力:MiniTheater Park、シネマ尾道、神奈川県興行生活衛生同業組合
助成:横浜市地域文化サポート事業・ヨコハマアートサイト2020
・新型コロナウィルス感染防止対策として、ゲストの皆さまにはリモートにて出演いただきます。また、お客様へは、マスクをご着用いただき、定員を50%(56席)に制限させていただいております。コロナ対策についての詳細は、シネマ尾道公式サイトにてご確認ください。
シネマ尾道公式サイト
http://cinemaonomichi.com/
0コメント