世界中のジャズファンが今最も注目する偉大なる日本人ジャズ・アーカイヴをコンパイルした話題のコンピレーション・シリーズ第2弾、VA『シーナリィ・オブ・ジャパニーズ・ジャズ2』が発売。

世界中のジャズファンが今最も注目する偉大なる日本人ジャズ・アーカイヴをコンパイルした話題のコンピレーション・シリーズ第2弾、VA『シーナリィ・オブ・ジャパニーズ・ジャズ2』が発売。ホワイノット、アケタズ・ディスク、トリオなど、幻の名門インディペンデント・レーベル作品を収録。発売に合わせ、新規復刻カタログを含む全48商品を対象にした『NIPPON JAZZ SPIRITS 和ジャズ傑作選 2021』キャンペーンも開催。


福居良「アーリー・サマー」(YouTubeで1000万回以上視聴されている)、中山英二「アヤのサンバ」など再評価高まる1970~80年代ジャズ・チューンをコンパイルした一枚、『シーナリィ・オブ・ジャパニーズ・ジャズ』の発売から1年、続編を待ち望む声に大きく背中を押され、ここに、さらなる人気チューンを収めた『シーナリィ・オブ・ジャパニーズ・ジャズ2』が完成した。

新たにアケタズ・ディスク、ホワイノット、タチバナ・レコードの原盤からも収録。昭和50年代の日本ジャズの熱気が、レーベルの枠を超えて一枚のディスクに収められている。前述の寺下+ランド組による「ドラゴン・ダンス」や、河野康弘のピアノと菅野正洋のヴィブラフォンが可憐に対話する「ワルツ・フォー・ベイビー」は、前述「アーリー・サマー」に迫る、海外のコレクター間で垂涎もののナンバー。

こうした楽曲が、こうした演奏家が、収録されたオリジナル・アルバムが、リアルタイムの日本で大きく支持されたことがあったかどうか・・・・・・

40数年ジャズに浸ってきたぼくの実感では、「なかった」。雑誌の表紙を飾ったり、日本人ジャズメンの人気投票上位に登場する顔ぶれは“常に”といっていいほど同じだった。

しかし、昭和の日本で誰のジャズがどの程度ウケていたかなんて、現代を生きる賢明な世界市民は歯牙にもかけない。いま聴いてどうなのか。来るのか来ないか、かっこいいかどうか。今聴くべき日本人ジャズがここにある。(原田和典)


日本のジャズが世界的に評価されるようになって久しい。欧米のジャズに行き詰まりを感じていた従来のジャズ・リスナーや、レア・グルーヴの延長として興味を持つ人、またスピリチュアル・ジャズ的なものを求めて触手を伸ばす人など、様々な方向からの注目があった。

2000年代半ばになると“和ジャズ”という言葉が大きく取り沙汰されるようになる。

和ジャズの「和」とは、日本を意味する「和」と昭和の「和」をかけたもの。中古レコード市場は活況を呈し、『和ジャズ・ディスク・ガイド』の刊行や、数多くのアナログ/CDの再発など、波はどんどん大きくなった。

この波は一過性のものではなく安定した渦となり、今や欧米のジャズと並び、当たり前に日本のジャズ・ミュージシャンによる作品が聴かれるようになった。

もちろん、一言で和ジャズと言っても、熱いハード・バップから流麗なピアノ・トリオまで、はたまたアグレッシヴなジャズ・ロックから抜き身のようなフリー・ジャズまでさまざまだ。

ただ、日本人のミュージシャンが演奏すれば、そこには何かしら日本人的な趣が宿る。

それは旋律かも知れないし、リズムかも知れないし、もっと奥深い、言葉では言い表せない揺らぎのようなものかもしれない。

共感するも良し、郷愁を覚えるも良し、エキゾチシズムに酔うも良し、ただただ日本人ミュージシャンの才に感服するも良し。私たちの足元には、こんなにも刺激的で奥深い音楽世界が広がっている。(尾川雄介/DEEP JAZZ REALITY)


オムニバス『シーナリィ・オブ・ジャパニーズ・ジャズ2』

2021.1.20 ON SALE

■品番:UVWA-1048

■期間限定価格:¥1,200(税抜)

■Label: SOLID

■選曲・解説:原田和典

■収録曲目:

1. ピラニア/辛島文雄『ピラニア』1976年

2. デッド・レター/相澤徹カルテット『タチバナ+2』1975年

3. ドラゴン・ダンス/寺下誠・ミーツ・ハロルド・ランド『トポロジー』1984年

4. イントラピット・フォックス:テイク1/小田切一巳トリオ『突撃神風特攻隊』1976年

5. カリフア/明田川荘之 『アケタズ・エロチカル・ピアノ・ソロ & グロテスク・ピアノ・トリオ』1975年

6. ワルツ・フォー・ベイビー/河野康弘『ローマ・イン・ザ・レイン』1984年

7. ストレイト・ノー・チェイサー/丸山繁雄『YU YU』1987年

8. 7拍子/近藤等則『空中浮遊』1983年

9. メリーゴーラウンド/山口真文『マブミ』1981年

10. ソウル・トマト/宮坂高史カルテット『ソウル・トマト』1982年

★『NIPPON JAZZ SPIRITS 和ジャズ傑作選 2021』キャンペーン開催

また今回、『VA/シーナリィ・オブ・ジャパニーズ・ジャズ2』の発売に合わせ、新規復刻カタログを含む全48商品を対象にした『NIPPON JAZZ SPIRITS 和ジャズ傑作選 2021』キャンペーンを開催。

日本の「シティポップ」が海外で評価されているように、和ジャズも誇るべき日本のレガシーです。世界の音楽ファンを“音の力”のみで魅了する“和ジャズ”名盤の数々をナイスプライスにて期間限定販売!! 

当シリーズの商品帯に付属の応募件3枚を応募のお客様にもれなくオフィシャルロゴデザイン・キャンバストートが当たるメーカー応募キャンペーンと店頭販促キャンペーンも開催中!

(応募方法の詳細は以下公式HP、店頭チラシ等を御確認ください。また、店頭購入特典配布の有無に関してはCDショップへ御確認ください)

■NIPPON JAZZ SPIRITS 和ジャズ傑作選 2021 特設ページ:

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