【新作映画】イ・ビョンホン 2021年の新旋風! 映画『KCIA 南山の部長たち』

イ・ビョンホン 2021年の新旋風! 映画『KCIA 南山の部長たち』

軍事クーデターで政権を握り、独裁者と批判されるほど絶大な権勢を振るったパク・チョンヒ大統領。そんな彼が、自らの側近であった中央情報部部長キム・ジェギュに殺害されたというニュースは、韓国のみならず世界中に衝撃を与えた。

権力闘争の果ての凶行か、はたまた独裁政治の横暴に対する義憤に駆られたためか。日韓両国でベストセラーとなったノンフィクションを原作に、本作はあくまで「実話を基にしたフィクションである」としながらも歴史の闇に肉薄してゆく。

主演を努めたのは人気・実力ともに韓国を代表するトップスター、イ・ビョンホン。愛国心と大統領への崇拝そして静かに燃える野心との間で葛藤するキム部長を、キャリア最高とも言える演技で圧倒的説得力をもって体現する。

共演には『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』でその年の賞レースを席巻したイ・ソンミン、大ヒット作『哭声/コクソン』のクァク・ドウォン、更には『1987、ある闘いの真実』のイ・ヒジュン、『ザ・キング』キム・ソジンら豪華演技派キャストが集結。

本国では2020年公開作品の興行収入第1位の成績を記録(11月1日現在)、韓国映画評論家協会賞作品賞・主演男優賞を受賞、2021年開催のアカデミー賞国際長編映画賞韓国代表に内定するなど観客批評家双方から絶大な支持を受けている。


STORY

1979年10月26日、大韓民国大統領直属の諜報機関である中央情報部(通称:KCIA)部長キム・ギュピョンが大統領を射殺した。大統領に次ぐ強大な権力と情報を握っていたとも言われるKCIAのトップがなぜ?さかのぼること40日前、KCIA元部長パク・ヨンガクが亡命先であるアメリカの下院議会聴聞会で韓国大統領の腐敗を告発する証言を行った。更には回顧録を執筆中だともいう。激怒した大統領に事態の収拾を命じられたキム部長は、アメリカに渡り、かつての友人でもある裏切り者ヨンガクに接触する。それが、やがて自らの運命をも狂わせる哀しき暗闘の幕開けとも知らず・・・。


原作者:キム・チュンシク コメント

韓国中央情報部(通称:KCIA)が、大統領直属の機関として前代未聞の権力を振るっていた時代、彼らについて書かれた記事は一本もありませんでした。彼らについて書かないことは、記者として正当な義務を果たせていないことなるのではないか。私はそんな思いに駆られ『南山の部長たち』を書きました。

監督:ウ・ミンホ コメント

『南山の部長たち』を読んだのは随分以前のことですが、その時からKCIAという組織が終焉に向かう劇的な瞬間を映画にしたいと考えていました。「あの暗殺事件はなぜ起こったのか?」を考え続け、1979年10月26日に至る40日間について調べているうちに、事件に関わった人物たちにより深い興味が湧いてきました。彼らの心の内をもっと深く掘り下げ、その真の姿を探りたい。そう思ったのです。


監督:ウ・ミンホ『インサイダーズ/内部者たち』

脚本:ウ・ミンホ、イ・ジミン『密偵』

撮影:キム・ジヨン『タクシー運転手〜約束は海を超えて〜』

音楽:チョ・ヨンウク『悪人伝』

原作:金忠植(キム・チュンシク)

『実録KCIA―「南山と呼ばれた男たち」』(訳:鶴真輔/講談社刊)


出演

イ・ビョンホン『インサイダーズ/内部者たち』

イ・ソンミン『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』

クァク・ドウォン『哭声/コクソン』

イ・ヒジュン『1987、ある闘いの真実』

キム・ソジン『ザ・キング』

2019/韓国/5.1ch/114分/字幕翻訳:福留 友子/字幕監修:秋月 望

原題:남산의 부장들(英題:THE MAN STANDING NEXT)/PG12

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1月22日(金) シネマート新宿ほか全国ロードショー


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