森田芳光監督生誕70周年記念(没後10年)として、様々なハードルを乗り越え、ほぼすべての作品をBlu-ray化したボックスセット、記念本出版、ゆかりの劇場での特集上映、海外でのレトロスペクティブ上映など、夢のプロジェクト「森田芳光70祭」が始動しました!
自主製作『の・ようなもの』で1981年に商業映画デビューしてから40年、その後邦画メジャーでの大ヒットを連発し、また独自の表現でインディペンデント映画作家としてもその作風を残した森田芳光監督。惜しくも2011年12月20日に61歳でこの世を去ったものの、邦画のあらゆる製作体制にて、日本映画史に豊潤なフィルモグラフィーを遺しました。
そして本プロジェクト「森田芳光70祭(もりたよしみつ ななじゅっさい)」の一環で「第34回東京国際映画祭」での上映も決定!
◆作品タイトル:『家族ゲーム』<4Kデジタルリマスター版>
◆上映日時:11月5日(金)10:50開映
◆上映劇場:TOHOシネマズ シャンテ (千代田区有楽町1-2-2)
※トークゲストは追って発表
【森⽥芳光プロフィール】
1950年1⽉25⽇東京都渋⾕⽣まれ。⽇本⼤学芸術学部放送学科に進学後、⾃主映画製作を開始、⼤きな話題を呼ぶ。1981年に若い落語家を主⼈公とした『の・ようなもの』で⻑編映画監督デビュー。1983年には松⽥優作主演の『家族ゲーム』でキネマ旬報ベスト・テン1位、第7回⽇本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞など、同年の主要映画賞を総なめにし、⼀躍時の⼈となり、その後も数多くの名作や話題作を世に送り出す。映画界を閃光のごとく駆け抜け、2011年に61歳で逝去。いまなお全世界に多⼤なる影響を与え続けている。
【はじめのご挨拶】
★ライムスター宇多丸
一人の作り手が歩んできた軌跡を、その始まりから(とりあえずの)終わりまで、点ではなく線として追い続けること……作品毎にオリジナルなコンセプトを「発明」し続け、言わば「一貫性のある自己変革」を繰り返してきた森田芳光ほど、その醍醐味が味わえる映画監督もいないのではないかと思います。今回リリースされるこの画期的ボックスセットと、目下鋭意作業中の単行本『森田芳光全映画』によって、とかく80年代に偏りがちだった従来の批評軸が刷新され、文字通り全ての森田映画が、より正当に評価されるよう願ってやみません。もっとはっきり言ってしまえば、『家族ゲーム』だけが森田芳光の「最高傑作」というわけでは、まーったくないのだということ!
各社を股にかけて活躍してきた異例なまでの人気監督であるがゆえに、そのキャリアを一気に一望できるこの機会は、本当に本当に貴重なものであるということも、改めて強調しておきたいあたりです。
★ ニューズ・コーポレイション/森田芳光事務所 三沢和子
森田生誕70年没後10年の節目に26作品のブルーレイボックス、書籍「森田芳光全映画」が発売される事になり、国内外の特集上映やテレビ放映も実施して頂くことになりました。
森田映画は何年も寝かせると味が良くなる“ワイン映画” 、何度も観ると別の味が出てくる
‟するめ映画” 、隅々まで観ると新しい発見がある‟びっくり箱映画”のようなものなのでは!と思います。
「森田芳光全映画」の豪華なご執筆陣のアーチストならではの鋭い視線で新たに各作品を観て頂いたり、年代順に当時の撮影秘話と共に観て頂いたり、本人が「僕の映画はストップしたり、繰り返したり、そうやって細かく観て頂けると嬉しい」と言っていた通り、その日の気分に合わせて如何様にも楽しんでください。
森田ゆかりの映画館を巡る特集上映やテレビ放映、また海外での上映も併せ、ひとりの映画監督の生涯の変遷をご一緒に巡って頂くことも出来る素敵な企画を皆様が用意してくださいました。どうぞそれぞれの方法でお楽しみいただければ幸いです。
そしてこれを機に他の沢山の優れた映画監督の作品を、皆様が観やすい環境が整うことへのきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。
【森田芳光70祭/いろいろやります】
★「⽣誕70周年記念 森⽥芳光監督全作品コンプリート(の・ようなもの)
Blu-ray BOX」(完全限定版)絶賛予約受付中(12/20発売)
森田芳光監督の生誕70周年を記念して、デビュー作『の・ようなもの』から最終作『僕達急行 A列車で行こう』まで、貴重な特典を備えた、「⽣誕70周年記念 森⽥芳光監督全作品コンプリート(の・ようなもの)Blu-ray BOX」(完全限定版)を、12月20日に発売。
日本映画界のトップランナーとして走り続けた、森田芳光の輝かしいフィルモグラフィー26作品をワンボックスに収録する、空前絶後・歴史的な完全限定プレミアムボックス。
「⽣誕70周年記念 森⽥芳光監督全作品コンプリート(の・ようなもの)Blu-ray BOX」
【発売日】2021年6月10日より先行予約受付中/12月20日(月)発売
【価格】110,000円(税込)
【収録内容】の・ようなもの/ボーイズ&ガールズ/(本)噂のストリッパー/ピンクカット 太く愛して深く愛して/家族ゲーム/ときめきに死す/メイン・テーマ/それから/悲しい色やねん/愛と平成の色男/キッチン/おいしい結婚/未来の想い出 -ラストクリスマス-/(ハル)/失楽園/39 -刑法第三十九条-/黒い家/模倣犯/阿修羅のごとく/海猫 umineko/間宮兄弟/サウスバウンド/椿三十郎/わたし出すわ/武士の家計簿/僕達急行 A列車で行こう
※『そろばんずく』に関しましては、版権元および関係者許諾が得られず、収録がございません。
【特典情報】
●映像特典(計180分予定)■森田芳光の原点/モリタを巡る証言~「森田組」スタッフコメント集(予定)/森田芳光の撮影風景&森田芳光インタビュー(予定)※既発DVD等に収録された素材を再編集
●封入特典 ■ブックレット/森田芳光秘蔵資料集
★【初回限定予約特典】「BEAMS DESIGN」の森田芳光生誕70周年スペシャル”TARIMO”Tシャツ
発売元:日活株式会社
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
企画協力:ニューズ・コーポレイション(森田芳光事務所)
協力:森田芳光監督70周年記念ブルーレイボックス製作委員会
アスミック・エース株式会社/株式会社KADOKAWA/株式会社角川春樹事務所/株式会社光和インターナショナル/株式会社ハネシネマ/株式会社バンダイナムコアーツ/松竹株式会社/東映株式会社/東宝株式会社/日活株式会社 ※50音順
【「Blu-ray BOX」メディア関係の方からのお問い合わせ先】
ハピネット・メディアマーケティング パブリシティ担当
電話:03-6860-7222 メール:pub@hsn.happinet.co.jp
★『森田芳光全映画』2021年9月16日、リトルモアより発売中!
『森田芳光全映画』刊行記念イベントの開催が決定!
「森田芳光のときめきを話そう」宇多丸 × 水道橋博士
10/31(日)19:30~オンライン配信
お二人が森田芳光と森田作品の“ときめき“をトコトン語ります。森田初心者も大歓迎。
ぜひご参加ください!
https://online.maruzenjunkudo.co.jp/collections/j70019-211031
「一貫性のある自己変革」を繰り返した稀代の映画監督。その全キャリアを一望する。
【濃密徹底解説】宇多丸(ライムスター)×三沢和子による全作解説トークショウ掲載
唯一無二の「森田芳光研究」
70年代から00年代の日本映画界を概観する超一級資料
◎ライムスター宇多丸さんと三沢和子さんによる、全作解説トークショウを大幅加筆修正して掲載
▶18年冬、東京は池袋・新文芸坐で行われた「森田芳光全作上映会」に伴う、三沢さんと宇多丸さんの連続トークショウ全27回をすべて収録しました。
▶宇多丸さんは、日本のヒップホップ黎明期から活躍するラップグループ・ライムスターのMCです。無類の映画好きであり、自身のラジオ番組で長年展開してきた映画評は、抜群の信頼度を誇っています。13歳のとき、「の・ようなもの」を観て以来、約40年の森田ビッグファンです。
▶三沢さんは、森田夫人であり、最初期から森田監督に伴走した映画プロデューサーです。
▶トークショウは宇多丸さんの綿密な下調べと、三沢さんの貴重な証言が掛け合わされた、超濃厚な内容。のちに加筆修正され「キネマ旬報」で連載、読者賞を受賞しています。これをさらに加筆修正。唯一無二の「森田芳光研究」であり、70年代から00年代の日本映画界を概観する超一級資料です。
【ユニーク考察】超豪華参加者による寄稿+インタビュー
相田冬二 會田望 秋元一孝 芦澤明子 荒木啓子 晏妮 伊賀大介 石井裕也 石川慶 石飛徳樹 伊藤進一 岩井俊二 柄本佑 太田光 大根仁 大森一樹 大森寿美男 沖田修一 織田裕二 恩田泰子 川島章正 川本三郎 北川景子 宮藤官九郎 小林薫 最果タヒ 阪本順治 篠原哲雄 鈴木京香 鈴木亮平 高田文夫 竹内伸治 筒井ともみ 豊川悦司 中井圭 仲村トオル 西川美和 根岸吉太郎 日比野幸子 細田守 前野裕一 松山ケンイチ 美村里江 本木雅弘 桃井かおり 矢田庸一郎 山下敦弘 山本匠晃 行定勲 横山雄二 吉岡芳子 吉田大八 吉本ばなな
【濃密徹底解説】2018年冬、東京は池袋・新文芸坐で行われた「森田芳光全作上映会」に伴う、三沢和子・宇多丸による連続トークショウ全27回をすべて収録▶トークショウは宇多丸の綿密な下調べと、三沢の貴重な証言が掛け合わされた、超濃密な内容。のちに加筆修正され「キネマ旬報」で連載、読者賞を受賞した。本書はこれをさらに大幅加筆修正!
+【貴重いろいろ】天国から届く森田語録(新聞・雑誌・ラジオ・森田家年賀状等再録)/スチールたっぷり100枚超
◎仕様
宇多丸・三沢和子=編・著 定価:本体価格6500円+税 B5判・568ページ・並製
ISBN 978-4-89815-545-5
【「森田芳光全映画」メディア関係の方からのお問い合わせ先】
株式会社リトルモア 加藤基(編集)・福桜麻依子(宣伝) 電話:03-3401-1042
メール:kato@littlemore.co.jp(加藤)・fukuzakura@littlemore.co.jp(福桜)
★ゆかりの映画館で森田芳光の映画人生を辿る特集上映の旅
森田芳光が生まれ育った渋谷円山町から学生時代アルバイトをした劇場、才能が世に知られたPFF、そして18年に全作品上映し連日大盛況となった名画座まで、森田の映画人生を共に辿る旅をしよう!
~2021年上映スケジュール~
【広島】※終了
8月27日(金) 横川シネマ 082-231-1001 yokogawa-cine.jugem.jp
19:00『家族ゲーム』(106分) 終映後 横山雄二(RCCアナウンサー)×三沢和子(映画プロデューサー、森田芳光事務所)トーク
8月28日(土) 福山駅前シネマモード 084-932-3381 furec.jp/cinema-mode
18:30『(ハル)』(118分) 終映後 横山雄二(RCCアナウンサー)×三沢和子(映画プロデューサー、森田芳光事務所)トーク
【東京】※終了
9月4日(土)~10日(金) ユーロスペース 03-3461-0211 eurospace.co.jp
9月4日(土)19:00『映画』(40分)+『工場地帯』(35分) 終映後 ライムスター宇多丸&三沢和子 トーク
9月5日(日)19:00『ライブイン・茅ヶ崎』(85分)
9月6日(月)19:00『水蒸気急行』(80分)
9月7日(火)19:00『の・ようなもの』(103分)
9月8日(水)19:00『劇的ドキュメント レポート‘78-‘79』(59分) ※第43回ぴあフィルムフェスティバル共同企画+『天気予報』(30分)
9月9日(木)19:00『ライブイン・茅ヶ崎』
9月10日(金)19:00 『の・ようなもの』/上映前:高田文夫(放送作家)&伊藤克信(俳優)&三沢和子 トーク
9月12日(日)& 19日(日) 「第43回ぴあフィルムフェスティバル」 pff.jp 会場:国立映画アーカイブ(小ホール)※終了
9月12日(日)12:00『ときめきに死す』(104分) 冨永昌敬(映画監督)トーク
9月12日(日)16:00『それから』(130分) 沖田修一(映画監督)トーク
9月19日(日)12:30『39 -刑法第三十九条-』(133分) 石川慶(映画監督)&向井康介(脚本家)トーク
9月19日(日)17:00『メイン・テーマ』(101分) 松居大悟(映画監督)トーク
10月2日(土)~ 新文芸坐 03-3971-9422 shin-bungeiza.com
10月2日(土) 『家族ゲーム』|『ときめきに死す』|『黒い家』
18:20~『黒い家』終映後:ライムスター宇多丸&大森寿美男(脚本家)&三沢和子 トーク(予定)
11月23日(火・祝)10:45~ 『間宮兄弟』(119分)/上映後 塚地武雅(ドランクドラゴン)トーク(予定)
11月3日(水・祝) 飯田橋ギンレイホール 03-3269-3852 ginreihall.com
『キッチン』(106分)|『(ハル)』(118分)|『僕達急行 A列車で行こう』(117分)
10:00~『キッチン』/上映後 篠原哲雄(映画監督)&三沢和子 トーク(予定)
【大阪】
10月22日(金)~11月11日(木)連日19:00~ シネ・リーブル梅田 06-6440-5930 ttcg.jp
『の・ようなもの』10月22日(金)、24日(日)、26日(火)
『家族ゲーム』10月23日(土)、25日(月)、27日(水)
『ときめきに死す』10月28日(木)、30日(土)、11月1日(月)
『キッチン』10月29日(金)、31日(日)、11月2日(火)
『(ハル)』11月3日(水)、5日(金)、8日(月)
『間宮兄弟』11月4日(木)、6日(土)、10日(水)
『僕達急行 A列車で行こう』11月7日(日)、9日(火)、11日(木)
10月23日(土) ※トーク予定
【名古屋】
10月24日(日)ミッドランドスクエアシネマ2 052-527-8808 midland-sq-cinema.jp
16:00~『家族ゲーム』(106分)/上映後 松岡ひとみ(映画パーソナリティ)&三沢和子 トーク(予定)
※新型コロナ感染状況による変更もあります。ご了承ください。
※各劇場・上映会場の詳細は、決定次第「森田芳光70祭」公式サイト、また劇場HP等にてご案内いたします。
★CS各局での森田作品特集放映
日本映画専門チャンネル
【9月】 『の・ようなもの』9月6日(月)21:00ほか/『ときめきに死す』9月13日(月)23:30ほか/『失楽園』9月20日(月)23:20ほか/『阿修羅のごとく』9月27日(月)21:00ほか
【10月】『家族ゲーム』『キッチン』『(ハル)』『模倣犯』
東映チャンネル
【9月】『僕達急行 A列車で行こう』9月11日(土) 17:30ほか/『サウスバウンド』9月11日(土) 19:30ほか/『海猫 umineko』 9月11日(土) 21:30ほか
【10月】『ボーイズ & ガールズ』『それから』『悲しい色やねん』
映画・チャンネルNECO
【9月】『39 刑法第三十九条』9月13日(月)21:00ほか/『黒い家』9月14日(火)21:00ほか
衛星劇場
【9月】『(本)噂のストリッパー』9月11日(土)25:45ほか
【10月】『ピンクカット 太く愛して深く愛して』
※放送の詳細は、各チャンネルの公式HPをご参照ください。
★海外でのレトロスペクティブ上映
2022年より、パリ、ニューヨーク、ソウル、モスクワ他にて特集上映
主催:国際交流基金 等(詳細は近日発表/新型コロナ感染状況による変更もあり)
■「森田芳光70祭」公式ホームページ:https://tarimo70.com
■Twitter:「【公式】森田芳光70祭 森田芳光と”わたし”」(@tarimo_70)
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